肺炎とはどんな病気?(2)

新型コロナウイルスによる肺炎患者が世界中で増加しています。
 
そもそも、肺炎とは「ウイルスや細菌などの病原微生物に感染し、これらが肺の中で増殖をはじめ、炎症が引き起こされた状態」のことで、日本人の死因の第3位です。
 
今回は、肺炎にかかりやすい要因や、注意したい年齢について触れていきます。
 

 

 

肺炎を発症しやすい要因

肺炎にかかりやすくなる要因として、以下のようなものが挙げられます。
 
・慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)
・心臓病
・腎臓病
・肝臓病
・糖尿病
・悪性腫瘍(がん)
 
・アルコール依存症
・喫煙
・免疫機能の低下(免疫抑制剤やステロイド剤、抗がん剤を使用中)
・低栄養、運動能力低下で体が脆弱
・嚥下(えんげ)機能の低下
 
 
新型コロナウイルスに感染すると、発症した人のおよそ80%は軽症のまま治りますが、20%は1週間ほどで重症化します。心臓病などの持病がある人は重症化しやすいといわれています。
 
マスクの着用、手洗い・うがい、人混みを避けるといった普段の感染予防に加えて、規則正しい生活やバランスのとれた食事、適度な運動で体力を落とさないようにするなど、体の抵抗力を高めることが大切です。

 

 

注意する年齢

年齢が上がるごとに肺炎にかかるリスクが高まります。
肺炎による死亡者の約98%は、65歳以上です。

特に、75歳以上の後期高齢者は、肺炎をきっかけに体力が低下し、介護が必要になったり、亡くなることもあります。
 
そして、高齢者が気をつけたいのが、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」。
唾液や飲食物などが誤って気管に入ってしまい、それと一緒に細菌などが肺に入り込むことで起こる肺炎です。
 
高齢者は、気管に入ったものを咳で外に出す力が弱くなったり、飲み込む力が弱くなっているため、誤嚥が起こりやすくなることが関係しています。
 
 
誤嚥性肺炎においても、発熱、咳、痰などが代表的な症状ですが、高齢者の場合、そういった症状が見られないこともあります。
熱はあっても微熱程度で、何となく元気がない、食欲がない、食事に時間がかかる、飲み込む前後にむせたり咳き込んだりする、口の中に食べ物をためてなかなか飲み込まない、などといった症状が見られることもあるため、注意が必要です。
  
誤嚥性肺炎を予防するためには、日頃から口の中を清潔にすること、食後すぐには横にならないことなどを心がけてください。

 

 

   

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