顔認証やAIの活用はこんなところにまで

最終更新日2月 24, 2018 @ 8:01 AM

   

 

携帯電話だけじゃない

顔認証技術といえば・・・

最新の携帯電話への搭載や、出入国審査手続きへの導入など、さまざまな場面で活用されていますが、実は医療の分野でも技術が応用されているんです。

 

顔認証技術を応用して、内視鏡検査時に、大腸がんやがんに移行しやすいポリープをリアルタイムに発見するシステムが国立がん研究センターとNECにて開発されました。

 

現在の大腸がんの内視鏡検査は、医師の目視によって診断されていますが、6ミリ以下のポリープは約20%に見逃しがあり、10ミリ以上のポリープや進行がんでも2〜12%に見逃しがあると言われています。

 

国立がん研究センターとNECが開発したシステムは、約5,000枚の内視鏡画像を学習させたAI技術を用いて、前がん病変としてのポリープと早期がんを98%の確率で発見しました。

今後は、肉眼では発見しにくい病変(病気による生体の変化)をAIに学習させることにより、システムの精度を高めていくとのことです。

 

 

AIはやはりすごい能力を持っていた

ここ数年で、ロボット、AI(人工知能)・・・という言葉を耳にしたり、目にする機会が増えたと感じられている方も多いのではないでしょうか。

 

上記に記載したように、医療分野においてもAIの活用は進んでいて、その中でも「病気の診断補助」を目的とした研究や開発が加速しています。

 

AIは、膨大なデータを瞬時に処理することができ、自分自身で学習して精度を高めることができるため、画像診断が得意です。

CTやMRIなどの画像データを学習して、検査画像から病変を見つけ出し、病気の診断を支援するというAIは、医療現場でも実際に利用されはじめています。

 

その他にも、AIを活用した事例を一部紹介します。

  • 約2,000万件の医学論文を学習したAIが、専門家でも診断が難しい特殊な白血病を10分ほどで突き止め、適切な治療法を助言したことにより、60代の女性患者の命が救われた
  • 皮膚科医でも正確な診断を下すのが難しい皮膚がんを、皮膚科医と同等の診断精度で診断が出来た
  • アルツハイマー病を発症した人とそうでない人の脳の画像データベースを照合しながら、アルツハイマー病の発症の有無を約90%の精度で判定した

 

AIを活用すると、こんなことまで分かるのか、とその進化にはただただ驚かされるばかりです。

その高い処理能力と精度を活用して、今後は病気の診断だけでなく、病気の発症リスクの早期発見や予防という観点においても、AIの活用が進んでいくことに期待したいです。

 

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