1日20gのアルコールが適量・・・それって多い?少ない?

最終更新日2月 17, 2020 @ 12:54 PM

 

お酒を「ほどよく」飲む?

「酒は百薬の長」と言いますが、これは中国の書物からきている言葉で、『酒はほどよく飲めば、どんな薬よりも健康のためによい』という意味。

 

でも、この『ほどよく』って、とても曖昧・・・

どのくらいの量が適量なのか、どのくらいの量を飲んだらアウトなのか気になりますよね。

 

厚生労働省が「健康日本21」で、節度ある適度な飲酒と定義しているアルコール量は、1日平均20gです。

アルコール量20gとは、具体的にどのくらいの量であるかを表にしました。

 

種類

アルコール量20g相当

換算

ビール

(アルコール度数5%)

500ml

中ビン1本、500ml缶1本、生ビール中ジョッキ1杯程度

日本酒

(アルコール度数15%)

180ml

1合

焼酎

(アルコール度数25%)

約110ml

0.6合

ウイスキー

(アルコール度数43%)

60ml

ダブル1杯

ハイボール

(アルコール度数7%)

約350ml

350ml缶1本程度

ワイン

(アルコール度数14%)

約180ml

ボトル1/4、グラスワイン1.5杯程度

缶チューハイ

(アルコール度数5%)

約500ml

350ml缶1.5本、500ml缶1本程度

 

 

 

 

アルコール量を計算してみての気づき

アルコール量の計算式は、お酒の量(ml)×アルコール度数(%)×0.008 です。

ビールより低カロリーで糖質がないため、最近人気のハイボール。

しかし、ハイボールの方がアルコール度数は高めなので、少ない量でアルコールを多く摂取していることがわかりました。

 

太りやすさもアルコール量もどちらも見過ごせないですが、単に太りにくいからという理由で、ハイボールをたくさん飲むのは危険ですね。

ハイボールの適量は350ml缶1本分ですから、それ以上は適量を超えることになります。

これを聞いて、ドキッとした方もいるのではないでしょうか?

 

 

 

ストロング系のこわさ

最近話題の「ストロング系缶チューハイ」は、アルコール度数が9%前後と高めです。

 

先ほどの計算式に当てはめてみると・・・

500(ml)×9(%)×0.008=36g

 

なんと、500ml缶1本で、アルコール量は36gとなりました・・・

たった1本で適量をはるかに超える衝撃的な結果です。

350ml缶1本でもアルコール量は25gなので、こちらも適量超えでした。



最近は、「アルコール度数が高めのお酒を飲みたい」「早く酔いたい」というニーズがあるようです。

早く酔えるということは、お酒代を安くできるかもしれません。早く楽しい気分になれるかもしれません。

しかし、少ない量でも適量のアルコール量を簡単に超えてしまうというのが現実です。

 

アルコール度数が高めのお酒の手軽さ、気安さ、楽しさ、そういった裏側にある、危険性を知っておく必要があると思います。

 

 

 

自分が大量飲酒者?

厚生労働省は、「多量(大量)飲酒」の定義もしています。

多量飲酒とは、1日平均60gを超える飲酒量とのこと。

 

生ビール中ジョッキであれば、3杯程度飲むと「多量飲酒」に当てはまります。

 

さきほどのストロング系缶チューハイの場合、500ml缶と350ml缶をそれぞれ1本ずつ飲むと、アルコール量は61gとなり、「多量飲酒」となります。

 

そして、この慢性的な多量飲酒は、認知症などのさまざまな病気を引き起こす要因と考えられています。



ほぼ毎日晩酌をしていたり、外でお酒を飲む機会がある人は、平均して適量を超えていないか、多量飲酒に該当しないかどうか、チェックしてみた方がいいかもしれません。

そのときに、飲んでいる量を過小評価しないように・・・お願いします。



新年会、歓送迎会、お花見、夏祭り、暑気払い、忘年会など、年間を通じてお酒を飲む機会は多くあります。

飲み放題だと思うといつも以上に飲むペースが上がったり、楽しくてついつい・・・と飲み過ぎの場面も増えるような気がします。

 

わたしはお酒に強いから大丈夫」と言う人がいますが、お酒に強い=たくさん飲んでも問題ない、ということにはならないはずです。

 

次回は、飲酒と病気との関係について、お伝えします。(⇒酒は百薬の長なのか?

 

 

     

Pocket

関連記事

  1. 癒やしだけではない、動物による健康効果
  2. カフェインがパーキンソン病を救う?
  3. 顔認証やAIの活用はこんなところにまで
  4. 20代からの全女性に関係する「女性特有のがん」
  5. どっちなの?花粉症と風邪のちがいをチェック
  6. 気象×医療でぜんそくリスクを予測
  7. 座りすぎな日本人・・・病気のリスクを高める危険な座り生活
  8. AIを使って早期胃がんを高精度で検出

カテゴリー

PAGE TOP