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概要
ヘルスウェーブジャパンの「子宮頸がん検査(細胞診)」は、子宮頚部の表面から採取した細胞を顕微鏡で確認し、がん細胞の有無を調べる郵送検査キットです。
特徴
「子宮頸がん」は、子宮の入り口である子宮頸部にできる悪性腫瘍です。
30~40代に多く、20~30代では「乳がん」より高い罹患率になっています。
ヘルスウェーブジャパンの「子宮頸がん検査(細胞診)」は、子宮頚部の表面から採取した細胞を顕微鏡で観察し、上皮が正常か、がんになる可能性があるかどうか、あるいは既にがんになっているかどうかを調べる検査です。
この検査では、誰でも簡単に、失敗なく、採取できる加藤式自己擦過法器具を用いて検査を行います。また、検査所の専門技術者が顕微鏡で、異常細胞有無の確認を行っています。
子宮頚がん細胞診検査は、比較的採取しやすい部位から、人体になるべく苦痛を与えずに細胞を採取できるという特徴があり、子宮頸がんのスクリーニング検査*として最も一般的に行われている検査です。
(*無症状者を対象に、疾患の罹患を疑われる対象者あるいは発症が予測される対象者の発見を目的に行う検査)
がん細胞は「がん」に進行する以前から少しずつ見た目において変化を起こし始めますが、細胞診はこのような細胞の見た目の変化をいち早く見つけることができるため、「がん化」する手前の「前がん」状態の細胞も見つけることが可能です。
評価対象
子宮頸がん
検査方法
検査キット付属の取扱説明書に従い、子宮内拭い液を自己採取
記入した必要書類と採取した検体を返送
受診対象者
忙しい方、 恥ずかしくて医療機関に行けない方で「がんが心配」な方など
検査キット購入先
価格
5,400円前後
検査を受ける頻度
検査販売元からの公開情報なし
検査結果
・報告書 :郵送(紙)、インターネット(PC)での閲覧
・報告期間:返送後8〜10日前後
・内容 :採取した細胞の測定結果
検査後の対応
検査販売元からの公開情報なし
検査情報
会社情報
会社名 :株式会社ヘルス・ウェーブ・ジャパン
所在地 :東京都港区芝2-5-10
電話番号 :03-5444-8521
URL :http://www.healthwave.co.jp
設立年月日:平成18年10月2日(新設合併)
従来の子宮がん検査
従来行われている子宮がんの早期発見の検査は、腫瘍マーカー検査や画像診断などがあります。
・腫瘍マーカー
がん細胞によって作られる物質(腫瘍マーカー)を調べる血液検査です。
子宮頸がんの腫瘍マーカーは主に、hCG・SCC・STN・CA125を用います。
一般的にがんが大きくなるほど体内で腫瘍マーカーの量は増えますが、ある程度の量のがん細胞が体内に存在しないと検出できないため、がんの早期発見には不向きです。
特に初期の子宮頸がんでは、細胞診、コルポスコープ診、組織診などで早期の診断が出来るのに対し、腫瘍マーカーによる診断は遅れる可能性があります。
また、がんが存在していても必ずしも腫瘍マーカーが増加するわけではなく、がん以外の病気でも腫瘍マーカーが増加することがあるため、確実な指標にはならず、腫瘍マーカーだけでがんの診断をすることは困難と言われています。現状、腫瘍マーカー検査は、がんの手術後の経過観察や治療効果判定などに有効であるとされており、がんを早期に発見するための検査ではないことに注意が必要と考えられています。
・HPV検査
HPVとは、ヒトパピローマウイルスというウイルスです。HPVには100以上のタイプがありますが、そのうちハイリスク型HPVというものが子宮頸がんの原因になると考えられています。
HPV検査は、子宮の入り口をブラシなどでこすって細胞を採取し、ハイリスク型HPV感染の有無を調べる検査です。
・組織診
細胞診異常やHPV検査(+)の場合に精密検査として行われます。
がんが疑われる部分から小さな組織を切り取り、標本をつくって顕微鏡で観察して診断(組織診)します。子宮頸がんの確定診断に用いられる検査です。(参考:国立がん研究センター)
・視診
膣鏡を膣内に挿入し、子宮頸部を観察します。おりものの状態や炎症の有無を目で確認します。(参考:国立がん研究センター)
・コルポスコープ診
コルポスコープという拡大鏡で、子宮頸部の粘膜表面を拡大して細かい部分を観察し、診断(コルポ診)します。通常、組織を採取する際には、コルポスコープの観察で異常が疑われる部位に、狙いを定めて採取します。(参考:国立がん研究センター)
・超音波(エコー)検査
体の表面に当てた器具から超音波を出し、臓器で反射した超音波の様子を画像にして観察する検査です。腟の中から超音波を当てて調べる場合もあります。子宮頸がんの性質や状態をみたり、腫瘍と周囲の臓器との位置関係や、別の臓器やリンパ節への転移の有無を調べます。(参考:国立がん研究センター)
・CT、MRIなどの画像診断
肺、肝臓など遠隔臓器への転移の有無、リンパ節転移の診断、周辺臓器への浸潤の程度の診断に威力を発揮します。(参考:国立がん研究センター)
子宮がんのリスク検査
・アミノインデックス®がんリスクスクリーニング(味の素)
血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人とがんである人のアミノ酸濃度バランスの違いを統計的に解析することで、現在、がんであるリスクを評価する検査です。
・ミアテストプラチナ(ミルテル)
ミアテストは、日本初上陸のマイクロRNAによる疾患の早期予測検査です。
病気になると、病気特有のマイクロRNAの量が増減するため、この変動を検査することで、複数の「がん」の疾患リスクを予測する血液検査です。
・プロテオ検査(マイテック)
がん関連物質を新型バイオチップである「プロテオ」を用いて直接検出することで、がんのリスクを3段階で評価する血液検査です。
・CanTect検査(ジーンサイエンス)
がん細胞から血液中に遊離されるDNA、RNAなどの遺伝子を解析し、分子、細胞レベルの微細ながん細胞を検出することで、現在がんになりやすい状態であるか、微細ながんが存在するかどうかを調べる血液検査です。
・子宮がん・カンジダ・トリコモナス検診申込セット(日本医学)
子宮頸部をこすって細胞を採取し、子宮頸がんの可能性をチェックする郵送検査キットです。同時に、カンジダ・トリコモナスなどの感染症も発見できます。
※上記内容は、検査販売元、または検査開発元の情報を参考に作成しております。
当サイトの情報は、各検査の精度、有効性等を保証するものではなく、各検査を受けることを推奨しているものでもありません。検査を受けられる方は、当サイトだけでなく、その他の情報も参考にして、検査受診に関する決定をご自身のご判断において行っていただくようお願いいたします。