リスク検査

糖尿病・遺伝子検査3項目

最終更新日2月 23, 2018 @ 9:05 AM

【概要】

「糖尿病・遺伝子検査3項目」(プロップジーン)は、口腔内から採取した検体を用い糖尿病の体質に関わる遺伝子を調べて、糖尿病になるリスクを評価する郵送検査キットです。

 

【特徴】

「糖尿病・遺伝子検査3項目」は、糖尿病の体質に深く関与している下記の3つの遺伝子を調べています。

3項目の遺伝子がそれぞれ、ワイルド型、ヘテロ型、ホモ型のどの型になるかによって、糖尿病の体質を判定しています。

 

両親から受け継いだ2つの遺伝子のうち、両方の遺伝子にも変異(塩基*配列の個人差)がないケースを「ワイルド型」、片方の遺伝子に変異があるケースを「ヘテロ型」、両方の遺伝子に変異があるケースを「ホモ型」と言います。

*塩基:DNAを構成する主要な成分で、アデニン(A)、シトシン(C)、グアニン(G)、チミン(T)4つの種類があります。

 

  • PPARγperoxisome proliferator activated recepterγ

PPARγ遺伝子は脂肪細胞の分化に関与しています。

PPARγが活性化されると、アディポネクチンというホルモンを脂肪細胞から分泌させて、心臓、血管、腎臓等を保護したり血糖を下げたりします。

 

  • AR(アルドース還元酵素)

アルドース還元酵素は、血糖値が高くなると活性化してソルビトールを作ります。

血糖値が正常な人ならば、ソルビトールは果糖に変化してエネルギー源として使われますが、高血糖が続くと、ソルビトールが次々と作られ処理しきれずに細胞内に溜まってしまいます。糖尿病の合併症によって起こる神経障害は、アルドース還元酵素が働き、神経にソルビトールが蓄積されることで発症します。

 

  • ADR G276T(アディポネクチン)

アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌されるタンパク質で、糖尿病・高血圧・動脈硬化などを防ぐ作用があると考えられています。

これまでの研究により、アディポネクチン濃度が高いと2型糖尿病(最も多いタイプの糖尿病)のリスクが低いことが報告されています。

アディポネクチン遺伝子は、TT型、TG型、GG型という3つのタイプに分かれ、いくつかの研究では、TT型に比べ、TG型もしくはGG型が、糖尿病リスクが高いとの報告*がありました。

*日本人を対象とした解析では、タイプの違いがアディポネクチン濃度や糖尿病リスクと関連していないとの報告もあります。)

 

 

【評価対象】

糖尿病の体質

 

【検査方法】

検査キット付属の専用綿棒で、ほほの内側の口腔内粘膜を採取して、郵送

 

【受診対象者】

検査販売元からの公開情報なし

 

【検査キット購入】

プロップジーンのオンラインストアなど

 

【価格】

12,580円前後

 

【検査を受ける頻度】

遺伝子を調べるため、基本的に一生に一度の検査で完了します。

 

【検査結果】

 報告書 :紙

 報告期間:約1週間〜10

 内容  :3つの遺伝子の測定結果、遺伝子型から予測される傾向が記載されています。

 

  • PPARγperoxisome proliferator activated recepterγ

検査結果がこの遺伝子の多型【ホモ型:GG型】になった方は、インスリンが効きにくいという特徴があり、糖尿病になりやすくなります。

 

  • AR(アルドース還元酵素)

検査結果がこの遺伝子の多型【ホモ型:AA型】になった方は、血糖値の高い状態が続くと糖尿病との合併症を起こします。

 

  • ADR G276T(アディポネクチン)

検査結果がこの遺伝子の多型【ホモ型:GG型】になった方は、糖尿病の発症リスクが極めて高い体質と言えます。

 

 

【検査後の対応】

検査結果の他、別紙遺伝子機能の解説が付いています。

 

【検査情報】

検査開発元の検査紹介ページ

 

【会社情報】

会社名 :株式会社プロップジーン

所在地 :東京都杉並区高円寺北2-3-4

電話番号:03-5356-7626

URL  http://www.pgi.jp/index.html

設立  :20041

 

 

【その他の検査との違い】

糖尿病に関連する検査はこの他に、下記のようなリスク検査があります。

 

遺伝子情報から見た遺伝因子リスクと、血液検査の数値(環境因子)を組み合わせて、「動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病腎症、糖尿病網膜症」のリスクを総合的に判定する血液検査です。単なる遺伝子検査ではなく、一人一人の血液検査の数値を踏まえ、より個別化されたリスク判定を行える検査としては唯一の検査です。

 

糖尿病を含む生活習慣病の検査(23項目)を人間ドックと同等の高い精度で実施できる郵送検査キットです

 

指先から採取した少量の血液から、数ヶ月間の平均血糖値を調べる郵送検査キットです。

 

血液中の脂質(コレステロール・中性脂肪)を測定し、基準値と比較することで、動脈硬化・糖尿病・高尿酸血症・急性膵炎・肥満などの疾患の疑いを調べる郵送検査キットです。

 

尿蛋白・尿糖・尿潜血を調べて、正常範囲の数値と比較し、陽性か陰性かを判断する郵送検査キットです。異常値が出た場合は、腎機能障害・糖尿病・泌尿器系の疾患などが疑われます。

 

12項目検査(脂質、肝機能、腎機能、尿酸値など)にHbA1cを追加した郵送検査キットです。

 

尚、遺伝子検査は、医療機関を介して行われている検査と、医療機関を介さず民間企業が直接個人に遺伝子検査サービスを提供する検査に分けられます。

医療機関を介さず直接個人に提供される遺伝子検査サービスは、DTC遺伝子検査(Direct-to-Consumer:消費者直販型の遺伝子検査)と呼ばれています。

プロップジーンの遺伝子検査は、医療機関を介さずに直接個人に提供されるDTC遺伝子検査で、サインポストの遺伝子検査は医療機関を介して行う遺伝子検査です。

 

DTC遺伝子検査は、手軽に受けられることから広がりを見せていますが、日本人類遺伝学会は「DTC遺伝学的検査に関する見解」「一般市民を対象とした遺伝子検査に関する見解」(厚生労働省WEBサイトより)を発表し、DTC遺伝子検査に対して警鐘を鳴らしています。

 

 

上記内容は、検査販売元、または検査開発元の情報を参考に作成しております。

当サイトの情報は、各検査の精度、有効性等を保証するものではなく、各検査を受けることを推奨しているものでもありません。検査を受けられる方は、当サイトだけでなく、その他の情報も参考にして、検査受診に関する決定をご自身のご判断において行っていただくようお願いいたします。

 

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