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概要
「DNA SLIM ダイエット遺伝子検査キット」 は、5種類の肥満遺伝子を分析し、遺伝子タイプに合わせた最適な食事、運動、ダイエットプランを提案する郵送検査キットです。
特徴
一般的な肥満遺伝子検査で調べている3種類の肥満遺伝子(β3AR、UCP1、β2AR)に加えて、食行動調節系遺伝子であるFTO遺伝子を調べていることが大きな特徴です。
2種類のFTO遺伝子(rs9939609、rs1558902)を調べる肥満遺伝子検査は、「DNA SLIM ダイエット遺伝子検査キット」以外にありません。
5つの肥満遺伝子から、『高カロリー嗜好の有無・必要な栄養素・太りやすい食べ物・適した運動の種類・脂肪のつきやすい部位・基礎代謝の高低』がわかります。
- FTO遺伝子(rs9939609):高カロリー嗜好遺伝子
この遺伝子が変異していると、食欲を抑えることが苦手で、無意識のうちに高カロリーの食品を選んでいる傾向があります。
このタイプは、1食あたり約100kcal多く摂取するとの報告もあります。
また、エネルギー消費効率も低く太りやすい体質です。
- FTO遺伝子(rs1558902):過食傾向遺伝子
この遺伝子が変異していると、肥満のリスクが70%も高くなるという報告があります。
過食傾向も強くBMIに大きく関与しています。
- ADRB3遺伝子(rs4994):内臓脂肪型遺伝子
この遺伝子が変異していると、脂肪の分解や熱産生が悪くなり、糖質の代謝が低くなります。正常(標準)タイプに比べて基礎代謝も約215kcal低くなります。
また、糖分を摂りすぎるとお腹周りに脂肪が付きやすくなります。
- UCP1遺伝子(rs1800592):皮下脂肪型遺伝子
この遺伝子が変異していると、脂肪の分解能力が低く、体脂肪の蓄積やBMIの増加に繋がります。正常(標準)タイプに比べて基礎代謝も約85kcal低くなります。
また、脂肪分の摂り過ぎや低体温傾向の人は、特に下半身に脂肪が付きやすくなります。
- ADRB2遺伝子(rs1042713):やせ型遺伝子
この遺伝子が変異していると、基礎代謝が高くなります。
正常(標準)タイプに比べて基礎代謝は約170kcal高くなります。
カロリー消費が多く、食べても太りにくいタイプですが、筋肉が付きにくく、一度太りだすとやせにくくなります。
評価対象
肥満遺伝子
検査方法
・検査キット付属の専用綿棒でほほの内側をこすり、口腔粘膜を採取
・記入した必要書類と採取した綿棒を返信用封筒に入れてポストに投函する
受診対象者
検査販売元からの注意点を下記に記載します。
『遺伝子検査はご本人の自由意志に基づいてなされるものですが、当社におきましては、原則といたしまして、20歳以上の方に限らせていただいております。中1~19歳の方が検査を受けられる場合は、ご本人様の意思確認と、親権者様のご同意が必要となりますので、予めご了承ください。
※小学生以下の方からの検査依頼は受け付けておりません。』
検査キット購入先
・検査開発元ページ:DNA SLIM ダイエット遺伝子検査キット
価格
7,290円前後
検査を受ける頻度
遺伝子を調べるため、基本的に一生に一度の検査で完了します。
検査結果
・報告書:WEBレポート(ハーセリーズオンラインでの注文の場合)
・見本 :DNA SLIM ダイエット遺伝子検査キットの報告書見本
・報告期間:約15営業日(解析元にキット到着後)
検査結果の内容
肥満タイプ、遺伝子分析結果とアドバイス、各遺伝子の説明が記載されています。
【肥満タイプ】
大きく分けて以下の10種類から判定されます。
- 内臓脂肪型、皮下脂肪型、混合型、標準型、やせ型
- 「高カロリー嗜好」+内臓脂肪型、皮下脂肪型、混合型、標準型、やせ型
【遺伝子分析結果とアドバイス】
分析した5種類の肥満遺伝子は、それぞれ3タイプ(標準型、ヘテロ型、変異ホモ型)に分類されます
- FTO遺伝子(rs9939609)
- FTO遺伝子(rs1558902)
- ADRB3遺伝子(rs4994)
- UCP1遺伝子(rs1800592)
- ADRB2遺伝子(rs1042713)
【各遺伝子の説明】
各遺伝子のタイプと働きについて記載されています
検査後の対応
検査結果報告書には、検査結果の他、分析結果と現状のBMI値から減量目標体重を割り出した、最適な食事、運動方法等の具体的なアドバイスが記載されています。
- 食事のアドバイス
おすすめメニュー、おすすめ食材、おすすめ間食、控えた方が良い物、ご注意、食事対比表
- 運動のアドバイス
あなたの体重に基づく運動種目毎のエネルギーを消費する運動時間(100kcal、150kcal)、有酸素運動・無酸素運動・筋肉強化運動の説明
- ダイエットプラン
あなたの現状数値(性別、年齢、身長、体重、基礎代謝量等)から見た、ダイエットプランの提案・おすすめのダイエット目標(1日に減らさなければならないカロリー、運動で減らすカロリー、食事で減らすカロリー)の提案
- 食行動判定結果
提出した食行動チェックリストによる「食行動判定結果」も付いています。
食事内容、食動機、空腹・満腹感覚の3項目について、それぞれスコア化され、理想的・標準・偏食傾向の3タイプで評価されます。
その結果を基に、食事内容、食動機、空腹・満腹感覚の対応策やアドバイスの提案があります。
アフターサポート
病気のことや「DNA SLIM ダイエット遺伝子検査キット」に関しての不安や相談がある場合は、下記のお客様サポートセンターを通じて、臨床遺伝専門医などの紹介と遺伝カウンセリングを受けることが可能です。
電話:0120-948-832 平日午前10時から午後6時(土・日・祝日除く)
精度・エビデンス
会社情報
会社名 :株式会社ハーセリーズ・インターナショナル
所在地 :広島県広島市安佐南区祇園3-26-3
電話番号 :082-832-5570
URL :http://www.herseries.co.jp/shop.html
設立年月日:1958年10月2日(有限会社 道下薬局として)
その他の検査との違い
肥満遺伝子検査はこの他にも、下記のような検査があります。
それぞれの検査の調べている遺伝子、検査結果報告書、検査方法、価格について下記にまとめました。
〈調べている遺伝子〉
β3AR |
UCP1 |
β2AR |
FTO遺伝子 (rs9939609) |
FTO遺伝子 (rs1558902) |
UCP2 |
MTMR9 |
LEP |
|
運動&栄養プログラム |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
|
DNA SLIM ダイエット遺伝子検査キット |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
|||
GeneLife 肥満遺伝子検査キット DIET |
〇 |
〇 |
〇 |
|||||
遺伝子博士ダイエット |
〇 |
〇 |
〇 |
|||||
肥満・体質遺伝子検査3項目 |
〇 |
〇 |
〇 |
〈検査結果報告書、検査方法、価格〉
報告書内容 |
測定結果の分類 |
結果確認方法 |
検査方法 |
価格 |
|
運動&栄養プログラム |
遺伝子の測定結果・リスク度・遺伝子の主な動き・日本人保有率、遺伝子からおすすめの生活習慣、保有遺伝子に応じた体質に関するアドバイス、推奨される栄養素、推奨される・注意すべきライフスタイル |
分類無し |
紙の報告書 |
唾液・血液/医療機関 |
35,000円前後 |
DNA SLIM ダイエット遺伝子検査キット |
遺伝子の解説、測定結果、肥満タイプ、脂肪の付きやすい部位、食事と運動のアドバイス、ダイエットプラン、食行動判定結果 |
243種類の肥満タイプから分類(大きく分けて10種類) |
紙の報告書 |
口腔粘膜/郵送 |
7,290円 前後 |
GeneLife 肥満遺伝子検査キット DIET |
遺伝子の解説、測定結果、4つの遺伝子型ダイエットタイプ別の特徴、タイプ別の食生活と運動アドバイス、タイプ別おいしく食べてキレイに痩せる5つの法則 |
遺伝子の測定結果と性別により54パターンの組み合わせがあり、そこから4つの遺伝子型ダイエットタイプに分類 |
・Web、アプリ(3,980円) ・Web、アプリ+紙の報告書+レシピブック(5,980円) |
口腔粘膜/郵送 |
3,980〜5,980円前後 |
遺伝子博士ダイエット |
総合レポート、各リスクの詳細レポート、基礎代謝量、ダイエット方法(食生活、ライフスタイル)のアドバイス
|
遺伝的体質を動物にたとえ、現在のタイプ ×目指すタイプの組み合わせで33パターンに分類 |
・Web、アプリ(5,800円) ・レポートブック(冊子)はオプションで3,000円 |
口腔粘膜/郵送 |
5,800〜8,800円前後 |
肥満・体質遺伝子検査3項目 |
測定結果、遺伝子型から予測される傾向 |
分類なし |
紙の報告書 |
口腔粘膜/郵送 |
7,370円前後 |
- 運動&栄養プログラム(サインポスト)
肥満(7種類)、体内老化、動脈硬化、コレステロール、高血圧、高血糖、血栓、アレルギー、歯周病、骨粗鬆症、関節症、近視、喫煙、アルコール体質に関連する約70種類の体質遺伝子を測定して、一人一人の遺伝的体質に応じた生活習慣の改善を提案する遺伝子検査です。
- GeneLife 肥満遺伝子検査(ジェネシスヘルスケア)
3種類の肥満遺伝子(β3AR、UCP1、β2AR)を調べています。
(ジェネシスヘルスケアは、DHCやDr.Ci:Labo、フラコラなどへ同様の肥満遺伝子検査を提供しています。 )
- 遺伝子博士ダイエット(ファインシード)
3種類の肥満遺伝子(β3AR、UCP1、β2AR)を調べています。
- 肥満・遺伝子検査3項目(プロップジーン)
3種類の肥満遺伝子(β3AR、UCP1、β2AR)を調べています。
※上記内容は、検査販売元、または検査開発元の情報を参考に作成しております。
当サイトの情報は、各検査の精度、有効性等を保証するものではなく、各検査を受けることを推奨しているものでもありません。検査を受けられる方は、当サイトだけでなく、その他の情報も参考にして、検査受診に関する決定をご自身のご判断において行っていただくようお願いいたします。

