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脳波検査とは
脳が活動すると、脳の中には微弱な電気が流れます。
頭皮上に付けた電極で脳の電気的な活動をとらえ、波形として記録し、脳の働きを調べる検査です。
検査の目的
脳の疾患を診断する材料になります。
脳波検査の結果は、次のような疾患の診断や治療経過等に使われます。
また、脳波検査は死亡診断や脳死診断にも使用されています。
・てんかん
・脳炎
・頭部外傷
・脳腫瘍
・脳出血
・脳梗塞
・意識障害
・睡眠障害
検査でわかること
脳波は周波数によって、α波(アルファ波)、β波(ベータ波)、θ波(シータ波)、δ波(デルタ波)の4つに分類されます。
・アルファ波:目を閉じて安静にしている状態にみられる緩やかな波
・ベータ波 :目を開いて脳が活発に活動している状態にみられる速い波
・シータ波 :アルファ波に比べると波形のやや大きな脳波
・デルタ波 :シータ波よりも更に振幅の大きな波形を示し、脳が完全に休んだ状態
検査時間
脳波の検査は、頭部に電極を付けて、脳が発生する微量な電気を計測します。
電極の準備や装着を含めると、全体で1時間程度で検査は終了します。