検査

ゆびさきセルフ測定室

最終更新日2月 3, 2020 @ 2:49 PM

 

概要

ゆびさきセルフ測定室」は、指先から採るわずかな血液から、自分の健康状況をチェックできる場所です。 

 

特徴

「ゆびさきセルフ測定室」は、薬局やドラッグストアなどに設置されている、利用者自身で簡易検査を行う場所です。
 
正式名称は、検体測定室と言います。 
2014年4月に臨床検査技師法の一部が改正されてできた制度です。


本来、検体(血液など検査の材料)の測定・分析は、病院や診療所、衛生検査所としての登録を受けた場所などで行われています。
 
検体測定室は、簡易な検査を行う薬局等の施設のことで、衛生検査所としての登録は必要ありません。
 
特徴は、利用者が自ら検体を採取(自己採血)し、その場で検査・測定を行い、直ちに検査結果を受け取る点です。

分析に必要な時間は数分~10分程度で、事前の予約や食事制限も必要ないため、気軽に検査を受けられます。
自己の健康管理や、病気の早期発見・早期治療、医療機関への受診の動機づけを高めることを目的としています。

 

 

測定項目 

血糖関連
・血糖値:血液中の糖(ブドウ糖)の量を示す値です。
・HbA1c:過去1~3カ月の血糖の状態がわかります。

血中脂質関連
・中性脂肪(TG)  :過剰になると皮下脂肪や内臓脂肪などとして蓄えられ、肥満の原因となります。
・LDLコレステロール:過剰になると、血管の壁に蓄積して、動脈硬化の危険因子となります。
・HDLコレステロール:少なすぎると、健康リスクが高まります。

肝機能関連
・AST(GOT):肝臓のみならず心筋や骨格筋、赤血球などにも広く存在するため、値の増減が必ずしも肝臓に関係しているとは限りません。
・ALT(GPT):何らかの原因(病気や過度な飲酒など)で肝細胞が壊れることで血液中に漏れ出てくるため、肝機能の指標として利用されます。
・γ-GT(γ-GTP):過度な飲酒で数値が上がるほか、胆管に存在するため胆石などの病気でも数値は上がります。

 

 

注意点

ゆびさきセルフ測定室で行う簡易な検査は、検査結果も利用者自身で判断・管理しなければいけません。

医療機関のように、検査結果をもとに医師による医学的判断(診断等)や指導が行われるものでないため、誤った自己判断により医療機関への受診が遅れ、適切な治療の機会を逸する可能性もあります

その他にも、検査の精度管理や感染症の広がる恐れのある血液の取り扱いなどで懸念があるという意見もあります。

 

 

検査方法

ゆびさきセルフ測定室にて、人差し指などの指先を消毒し、専用キットで微量の血液を採取。

 

 

対象者

健康診断が義務づけられていない、自営業、非正規雇用者やフリーター、専業主婦、無職の方におすすめです。
 
尚、以下に該当する方は検査を受けることができません。
・出血性疾患や薬剤服用により止血が困難な方
・アルコール消毒に皮膚が過敏に反応してしまう方

 

 

価格

1項目500〜1,000円前後

 

 

検査を受けられる医療機関

全国に1,600ヶ所以上ゆびさきセルフ測定室の設置場所の情報はこちら

 

 

検査結果

・報告書 :紙(レシートのような簡易なもの)
・報告期間:数分から10分

 

 

検査結果の表記

測定結果の数値のみが表示されます。 
各測定値における評価は、以下のようになっています。

血糖値
・空腹時血糖値 100mg/dL未満 :基準値
・空腹時血糖値 100~125mg/dL :糖尿病予備群
・空腹時血糖値 126mg/dL以上 :糖尿病の可能性が高い

HbA1c
・5.2%未満 :基準値
・5.6~6.4%:糖尿病予備群
・6.5%以上 :糖尿病の可能性が高い

中性脂肪(TG)
・30mg/dL未満  :低栄養など
・30mg/dL以上150mg/dL未満:基準値
・150mg/dL以上:高トリグリセライド血症

LDLコレステロール
・60mg/dL以上120mg/dL未満  :基準値
・120mg/dL以上140mg/dL未満:境界域LDLコレステロール血症
・140mg/dL以上:高LDLコレステロール血症

HDLコレステロール
・40mg/dL以上:基準値
・40mg/dL未満:低HDLコレステロール血症

AST(GOT)
・30IU/L以下:基準値

ALT(GPT)
・30IU/L以下:基準値

γ-GT(γ-GTP)
・50IU/L以下:基準

 

 

検査後の対応

「特定の病気が分かる」という施設ではないため、検査結果をどのように判断したらよいのか分からない場合などは、早めに医療機関へ相談してください。

 

 

協議室情報

団体名  :検体測定室連携協議会(検連協)
所在地  :東京都千代田区岩本町一丁目8番15号 イトーピア岩本町一丁目ビル4階
電話番号 :03-5833-7045
URL   :http://www.yubisaki.org
発足日  :2015年5月27日

 

 

類似する検査

医療機関へ受診せず、自宅等で検査できる生活習慣病関連の郵送検査キットについて、下記にまとめました。

郵送検査キット名

検査項目

検体

価格

生活習慣病検査+ヘモグロビンA1c

(ヘルス・ウェーブ・ジャパン)

23項目

【消化器系疾患・栄養障害】

 総タンパクA/G比、アルブミン

【肝臓・消化器系】

 総ビリルビンGOTGPTALP、γ-GTP

【脂質検査】

 総コレステロールHDLコレステロール

 LDLコレステロール中性脂肪

【腎機能検査】

 尿素検査、クレアチニン尿蛋白、尿潜血

【痛風検査】

 尿酸

【糖検査】

 血糖、尿糖、ヘモグロビンA1c

【貧血系】

 血清鉄

【すい臓機能障害】

 アミラーゼ

【骨疾患系】

 カルシウム

血液(血清)+尿

初回:11,880円前後(小型遠心機付き)

DEMECALメタボリックシンドローム+生活習慣病セルフチェック

(リージャー)

14項目

【栄養状態検査】

 総タンパク、アルブミン

【肝機能検査】

 GOTGPT、γ-GTP

【脂質検査】

 総コレステロールHDLコレステロール

 LDLコレステロール、中性脂肪

【腎機能検査】

 尿素検査、クレアチニン

【痛風検査】

 尿酸

【糖検査】

 血糖、ヘモグロビンA1c

血液(血漿)

7,000円前後

DEMECAL生活習慣病+糖尿病セルフチェック

(リージャー)

13項目

【栄養状態検査】

 総タンパク、アルブミン

【肝機能検査】

 GOTGPT、γ-GTP

【脂質検査】

 総コレステロールHDLコレステロール、中性脂肪

【腎機能検査】

 尿素検査、クレアチニン

【痛風検査】

 尿酸

【糖検査】

 血糖、ヘモグロビンA1c

血液(血漿)

7,000円前後

健康チェッカー

(大正製薬)

※デメカル検査キット使用

14項目

【栄養状態検査】

 総タンパク、アルブミン

【肝機能検査】

 GOTGPT、γ-GTP

【脂質検査】

 総コレステロールHDLコレステロール

 LDLコレステロール、中性脂肪

【腎機能検査】

 尿素検査、クレアチニン

【痛風検査】

 尿酸

【糖検査】

 血糖、ヘモグロビンA1c

血液(血漿)

8,000円前後

スマホdeドック

(KDDI)

※デメカル検査キット使用

14項目

【栄養状態検査】

 総タンパク、アルブミン

【肝機能検査】

 GOTGPT、γ-GTP

【脂質検査】

 総コレステロールHDLコレステロール

 LDLコレステロール、中性脂肪

【腎機能検査】

 尿素検査、クレアチニン

【痛風検査】

 尿酸

【糖検査】

 血糖、ヘモグロビンA1c

血液(血漿)

5,000円前後

メタボリック+生活習慣病検診申込セット

(日本医学株式会社)

9項目+メタボリックシンドロームの判定

【肝機能検査】

 GOTGPT、γ-GTP

【脂質検査】

 HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪

【腎機能検査】

 クレアチニン

【痛風検査】

 尿酸

【糖検査】

 ヘモグロビンA1c

血液

4,500円前後

 

生活習慣病検査+ヘモグロビンA1c(ヘルスウェーブジャパン)
医療機関と同様の 「血清」を用いた検査として唯一の郵送検査キットであり、学術的な裏付け情報も公開されています。検査項目は23項目と最多です。

メタボリックシンドローム+生活習慣病セルフチェック生活習慣病+糖尿病セルフチェック(リージャー)
リージャーの血液検査サービス「DEMECAL(デメカル)」は、希釈された血漿を用いて検査を行っています。しかし、一般の医療機関で行う血液検査は、血漿ではなく、「血清」を使用しており、検査材料が異なります。
医療機関で行う血液検査と比較すると、その精密さと正確さは同等ではない検査キットであることに注意が必要です。

健康チェッカー(大正製薬)、スマホdeドックKDDI
「DEMECAL(デメカル)」の検査キットを使用しています。(上記参照)

 
メタボリック+生活習慣病検診申込セット(日本医学株式会社)
栄養状態検査などがなく、その他の検査と比べて測定項目数が少ない検査です。

 

※上記内容は、検査販売元、または検査開発元の情報を参考に作成しております。
当サイトの情報は、各検査の精度、有効性等を保証するものではなく、各検査を受けることを推奨しているものでもありません。検査を受けられる方は、当サイトだけでなく、その他の情報も参考にして、検査受診に関する決定をご自身のご判断において行っていただくようお願いいたします。

   

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