座りすぎな日本人・・・病気のリスクを高める危険な座り生活

最終更新日2月 26, 2018 @ 9:10 AM

 

座りっぱなしに心当たりありますか?

一日の生活を振り返ってみると・・・気付けば座ってばかりいませんか?

食事をする時はもちろん、家や会社でのパソコン作業、家でのんびりテレビを見ている時、ゲームをしている時など、私たちの生活はほとんど座り中心の生活になっています。

電車に乗ったら、空いている席をすぐに探してしまう、という方も多いのではないでしょうか。

 

シドニー大学の調査結果では、日本人は世界で最も座る時間が長く、1日平均8〜9時間であることがわかりました。

果たしてそれが私たちにどのような影響を及ぼしているのか、という部分が気になるところ。

 

 

座りすぎが与える体へのリスク

実は、最近の研究では、座り続ける時間が長いと、体に深刻な影響を及ぼすことがわかってきているのです。

具体的には、1時間座り続けるごとに、平均寿命が22分縮まることがわかっています。

また、座っている時間が1日4時間未満の人に比べて、11時間以上の人は死亡リスクが40%も高くなるという驚きの結果が・・・。

 

でも、どうして座ることが体に悪影響なのでしょうか?

 

それは、足の筋肉が関係しています。

足の筋肉は、全身の筋肉の7割を占めるほど大きな筋肉で、血液を全身にめぐらせる役割があります。

座った状態が長くつづくと、足の筋肉が活動しないため、全身をめぐる血流が悪化してドロドロになり、代謝が悪くなります。

その結果、狭心症、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、乳がん、大腸がん、肺がん・・・といった病気のリスクが高まるというのです。

 

 

座りすぎを解消するひと工夫

座りすぎが体に悪影響と聞いて、早く改善しなければと思う反面、生活スタイルをすぐに変えることは簡単ではないこと・・・。

生活スタイルはそのままに、少しの工夫で「座りすぎ」を解消できる方法を紹介します。

 

【対策1】30分に1度の場合は3分、1時間に1度の場合は5分の休憩を

・・・ある研究では、1時間の座位で血管機能が50%も低下してしまったそうですが、1時間につき5分の散歩によって機能が正常に保たれることがわかっています。

 

【対策2】座ったままで簡単運動

・・・忙しくてずっと座りっぱなし、定期的に立ったり座ったりができないという方には、下記の簡単な運動をおすすめします。

(1)座ったまま、かかとを上げ下げする

(2)足を伸ばして脚を上げる

(3)足を上げた状態でつま先をまっすぐ伸ばしたり直角に立てたりする

 

貧乏ゆすりが効果的という話も・・・

周りに嫌な顔をされる可能性は大ですが、貧乏ゆすりはふくらはぎの簡単な筋肉運動なため、座りすぎにも効果的とのことです。

 

 

まとめ

座る、という行為は毎日当たり前に行うことですが、座り続けたり、座りすぎは体に悪いことだったんですね。

喫煙や飲酒といったものは病気のリスクを高めるという認識はあっても、座ることにマイナスなイメージを持っていた方は少ないのではないでしょうか。

しかし、今世界では、「Sitting is the New Smoking(座りすぎは喫煙と同じくらい健康に悪い)」といった言葉があるなど、いまや座っていることは喫煙と並み、とみなされているのです。

 

さらに、この日々の「座りすぎ」を週末に運動して解消しようと思っても、病気のリスクを減らすことは難しいとのこと・・・。

やはり日頃の行動から気をつけることが大事ですね。

寿命を縮めたり、病気のリスクを高める「座りすぎ」を、日常生活の中でできることから解消していきましょう。

 

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