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概要
「ソイチェック」は、尿中のエクオール量を測定することで、大豆イソフラボン(ダイゼイン)をエクオールに変換できているかどうかを調べる郵送検査キットです。
「エクオール」とは、大豆イソフラボンを摂取した時に、腸内で代謝されて女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする物質です。
特徴
大豆イソフラボンからエクオールを作れているかどうかを調べる検査です。
食事から摂った大豆イソフラボン(ダイゼイン)が腸で吸収されるときに、「ダイゼイン」という成分のまま吸収される人と、「エクオール」という成分として吸収される人がいます。
腸内でエクオールという成分に変換されると、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。
腸内での吸収のされ方の違いは、大豆イソフラボンを「エクオール」に変換させる「エクオール産生菌」という腸内細菌がいる(活動している)かどうかが関係しています。
エクオールとして吸収される方が、より高いエストロゲン活性を持つことが最近の研究でわかっています。
独自技術
「ソイチェック」を開発したヘルスケアシステムズは、名古屋大学やアイシン精機株式会社との共同開発によって、世界初となる独自のエクオール測定技術を開発しました。
迅速かつ簡便に定量分析できる検査技術をソイチェックで実用化しています。
評価対象
大豆イソフラボンをエクオールに変換できているかどうか
検査方法
ソイチェックを購入後、採尿し、検査依頼書と採尿管を返信パックに入れて郵送
受診対象者
検査開発元からの公開情報なし
検査取扱施設
カラダチェックの各種検査キットの取り扱いがある医療機関、薬局
・ソイチェックを受けられる医療機関の紹介
・ソイチェックが購入できる薬局の紹介
検査キット購入先
価格
4,100円前後
検査を受ける頻度
検査開発元からの公開情報なし
検査結果
・報告書 :紙もしくはWEBサイト
・報告期間:2週間前後(紙)、1週間前後(WEBサイト)
検査結果の内容
エクオールを作れていたかの判定、検出されたエクオール値、測定値のレベルが記載されています。
測定値のレベル判定は、尿中エクオールの量によって5段階で評価されます。
レベル1、2はエクオールを作れていない人、レベル3、4、5はエクオールを作れている人。
レベル4以上が理想量のエクオールが作れている状態です。
- レベル1(測定数値0.25μM未満 )
エクオール産生菌が『ほとんど活動していないようです』
- レベル2(測定数値0.25~0.9μM )
エクオール産生菌が『とても少ないか、あまり活動していないようです』
- レベル3(測定数値1.0~9.9μM)
エクオール産生菌が『活動しています』
- レベル4(測定数値10.0~74.9μM)
エクオール産生菌が『十分に活動しています』
- レベル5(測定数値75.0μM以上 )
エクオール産生菌が『とてもよく活動しています』
検査後の対応
検査結果表の裏面に記載されている「今日から始める大豆生活のポイント」に今後のアドバイスが書かれています。
- エクオールを作れている人で、大豆を毎日食べている人は、『今の食生活を続けよう!』
- エクオールを作れている人で、大豆を毎日食べない人は、『大豆を食べる回数を増やしてエクオールに変えていこう!』
- エクオールを作れていない人で、大豆を毎日食べている人は、『食事のバランスを見直そう。腸内環境を整えるには食物繊維やオリゴ糖がおすすめ』
- エクオールを作れていない人で、大豆を毎日食べていない人は、『まずは大豆を食べる事から。エクオールサプリメントもおすすめ!』
精度・エビデンス
検査情報
会社情報
会社名 :株式会社ヘルスケアシステムズ
所在地 :愛知県名古屋市千種区千種2-22-8名古屋医工連携インキュベータ105(本社)
電話番号 :03-6809-2722(東京支社:東京都港区新橋4-6-15日新建物新橋ビル7階)
URL :https://hc-sys.com/company/
設立年月日:平成21年3月31日
その他の検査との違い
尿中のエクオール量を測定する郵送検査キットは、現在、ソイチェック以外にありません。
※上記内容は、検査販売元、または検査開発元の情報を参考に作成しております。
当サイトの情報は、各検査の精度、有効性等を保証するものではなく、各検査を受けることを推奨しているものでもありません。検査を受けられる方は、当サイトだけでなく、その他の情報も参考にして、検査受診に関する決定をご自身のご判断において行っていただくようお願いいたします。