リスク検査

胃がんリスクチェック(ABC分類)

最終更新日1月 20, 2020 @ 12:40 PM

 

概要

リージャーの「胃がんリスクチェック(ABC分類)」は、ピロリ菌抗体の検査と、ペプシノーゲンⅠ/Ⅱの検査(胃粘膜の萎縮の程度チェック)を組み合わせて、胃の状態を総合的にチェックする郵送検査キットです。

 

 

 

特徴

「胃がんリスクチェック(ABC分類)」は、ピロリ菌感染の有無(ピロリ菌抗体価)と、委縮性胃炎の有無およびその程度(ペプシノゲン値)を測定・判定し、2つの検査結果を組み合わせて、 胃がんになりやすい状態かどうかをA群~D群の4段階で分類します。


ペプシノーゲン(ペプシノゲン)

胃粘膜から分泌される物質で、胃酸によってタンパク質を消化・分解する酵素ペプシンとなって働きます。

ペプシノーゲンは、胃のどの辺りで分泌されるかによって、ペプシノーゲンⅠとⅡに分類されます。

血液中のペプシノーゲンのⅡに対するⅠの割合を調べると、胃粘膜の萎縮の広がりとその程度、胃液の分泌機能、胃粘膜の炎症の有無が分かるほか、胃がんのスクリーニング検査として有用であることが明らかとなっています。

胃がんの多くは、萎縮の進んだ粘膜から発生するため、ペプシノゲン検査で陽性(ペプシノーゲン産生量が減少している)の方は、胃がんが発生しやすい状態にあるといえます。


・ピロリ菌

胃の粘膜に生息している細菌です。

日本人の胃がんの99%はピロリ菌が関与していることがわかってきています。

ピロリ菌に感染すると胃粘膜が炎症を起こし、胃の痛みや不快感、吐き気を伴う慢性胃炎や胃粘膜の組織が消えてしまう萎縮性胃炎へと進行していきます。

萎縮性胃炎は「前がん状態」と呼ばれ、胃がんの発症リスクがとても高い状態です。

また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍にもピロリ菌が関連することがわかっています。

 

 

 

独自技術

「胃がんリスクチェック(ABC分類)」は、リージャーが開発した世界初の即時血漿分離デバイス「デメカル血液検査セット」を使用して、指先からの一滴の血液(0.065mL)で検査を行っています。

 

通常医療機関においては、医師や看護師が採血を行い、約510mlの血液を採取しています。

一般的に、医療機関等で検査を行う場合、採取された血液は遠心分離機にかけられ「血清」になります。

血清は『抗凝固剤を加えずに放置した上清(凝固因子を含まない)』のことで、すべての不純物を取り除いた純粋な血液の成分です。

 

一方、デメカルでは、採取する採血が0.065mLと少ないため、微量血液希釈法を用いて、希釈された血漿を用いて検査を行っています。

この方法は、血液の希釈率(薄まった割合)を逆算し、各測定結果に対して希釈率補正を行うことで本来の血液測定値に近づけています。

つまり、医療機関等で検査を行う場合に使用する「血清」を測定する方法と比べると、その精密さと正確さは同等ではないということになります。

 

デメカルの測定で使用している「血漿」とは、『抗凝固剤を加えて遠心分離した上清(凝固因子を含む)』のことです。

生化学検査*や免疫血清検査*では、基本的に「血清」を試料とし、「血漿」での測定は原則行いません。

その理由は、血漿を採取するためには「抗凝固剤」を添加しなければならず、血清と血漿では測定値に違いが生じる項目があることや、血漿を採取するために使用する抗凝固剤により結果が異なる場合があるからです。

 

また、デメカルは、『1回の検査に必要な血液量が0.065mlと従来の検査 に比べて約150分の1の分量で済み、その場で血漿分離するので、データの精度が保証されます。検査は、一般の血液検査と同じ測定機で行い、同精度のデータをお届けします。』としていますが、同精度であることを学術的に裏付ける情報は残念ながら公開されていません。

デメカルの血漿による検査と、一般の医療機関で採血した血清による検査のデータが同精度である、という相関関係を示す学術的な裏付けが確認ができないという点には注意が必要です。

 

*生化学検査とは、血液を遠心分離器にかけて、有形成分(赤血球、白血球、血小板など)や無形成分(血清)とに分離し、血清中の物質を化学的に分析し、病気の診断や治療の判定、病状の経過観察を行うための検査です。 

 

*免疫血清検査とは、生化学検査と同じく、血清を用いて検査をします。抗原抗体反応を用い主に感染症の検査や内分泌・腫瘍マーカー・血中薬物濃度等の検査を行っています。

 

 

   

 

評価対象

胃がんになりやすい状態かどうか

 

 

 

検査方法

・検査キット付属の取扱説明書に従い、血液を自己採血

・記入した必要書類と採血した血液を返送

 

 

 

受診対象者

検査販売元からの公開情報なし

 

 

 

検査キット購入先

amazonなど

 

 

 

価格

9,000円前後

 

 

 

検査を受ける頻度

検査販売元からの公開情報なし

 

 

 

検査結果

 ・報告書 :郵送(紙)、Web上でのデータ閲覧

 ・報告期間検体郵送後7日前後で、検査結果の詳細が郵送される。

 

 

 

結果到着までの流れ

 ・検体郵送後3日前後:登録メールアドレス宛に、検査完了メールが到着。検査結果の速報が閲覧できる。
 ・検体郵送後7日前後:検査結果の詳細が郵送される。デメカルのホームページでデータの確認もできる。

 

 

 

検査結果の内容

 検査項目ごとの測定値、基準値、検査結果についてのコメントが記載されています。
 検査結果が基準値以上(陽性)の場合は医療機関の電話相談センターの案内があります。
 その他、検査項目の各腫瘍マーカーについての説明があります。

 

 

 

サポート

【デメカルサポートセンター】

・受付日:平日(月曜~金曜日)

・受付時間:9:3017:30

・フリーダイヤル:0120-100-302(通話料無料)

 

 

 

精度・エビデンス

デメカル血液検査キットに関連する専門的な情報

 

〈特許情報*

名称:希釈生体試料成分の分析方法

特許番号:特許第6139012号 登録:2017,05,12

 

名称:生体試料分離器具及びその分離方法

特許番号:特許第3597827号 登録:2004,09,17

 

名称:生体試料調製方法、生体試料定量方法及び生体試料保存容器

特許番号:特許第3698696号 登録:2005,07,15

 

 〈厚生労働省からの承認〉

管理医療機器承認番号:22600BZX00362000(組合せ医療機器として)

 

〈米国・欧州での登録〉

米国:US6936473B2登録:2005,8,30

欧州:1221614号  登録:2006,1,18

卓上型自動分析システム(Table-Top Machine

特許番号:3445791号 登録:2003,6,27

名称:生化学分析方法及びその装置並びに生化学分析用カートリッジ

 

*取得している特許は分析技術や生体試料定量方法などに対する特許であること、「厚生労働省承認の在宅血液検査キット」というのは組合せ医療機器として認められているという意味となり、「米国・欧州での登録」もあくまでも分析技術や装置・部品についての特許・登録となります。

これらの情報は、『一般の医療機関で行う血液検査と同精度のデータ提供を実現した』という学術的な裏付けとなる情報ではないことに注意が必要です。 

 

 

 

会社情報

会社名  :株式会社リージャー

所在地  :東京都中央区日本橋人形町2-33-8 アクセスビル2

電話番号 :03-5645-7371

URL   https://www.leisure.co.jp

設立年月日:平成12525

 

 

 

類似する検査

従来行われている胃がんの早期発見の検査は、下記のような検査があります。


【腫瘍マーカー検査】

がん細胞によって作られる物質(腫瘍マーカー)を調べる血液検査です。

胃がんの腫瘍マーカーとしては主にCEACA19-9などが臨床の現場で用いられています。

一般的にがんが大きくなるほど体内で腫瘍マーカーの量は増えますが、ある程度の量のがん細胞が体内に存在しないと検出できないため、がんの早期発見には不向きです。

また、がんが存在していても必ずしも腫瘍マーカーが増加するわけではなく、進行胃がんでも約半数の症例で陽性を示す程度であり、がん以外の病気でも腫瘍マーカーが増加することがあるため、確実な指標にはならず、腫瘍マーカーだけでがんの診断をすることは困難と言われています。

現状、腫瘍マーカー検査は、がんの手術後の経過観察や治療効果判定などに有効であるとされており、がんを早期に発見するための検査ではないことに注意が必要と考えられています。

 

【胃内視鏡検査】

胃の内部を直接見て、がんが疑われる病変の場所や、その病変の広がり(範囲)と深さ(深達度)を調べる検査です。精度が高く確定診断に向いていますが、身体的負担や抵抗感を持つ方が多く、早期発見のための最初の検査としてはあまり向かないと考えられます。

 

【胃部X線検査(バリウム検査)】

造影剤であるバリウムと、胃を膨らませる発泡剤を飲んで行うレントゲン検査です。

間接X線検査は、病変の発見を第一の目標とするもので、胃がん検診などで行われていますが、小さな胃がんや部位によっては進行性の胃がんも見逃す可能性があります。

 

【PET-CTCTなどの画像診断】

精度は高いものの、値段が高く、放射線を使用するため頻繁に行うことができません。

画像診断で発見できるレベルのがん細胞は既に大きくなっており、分子・細胞レベルのがん細胞を発見することは難しく、初期の検査というよりも精査のための検査という位置づけです。

 

 

 

胃がんリスク検査

アミノインデックス®がんリスクスクリーニング(味の素)

血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人とがんである人のアミノ酸濃度バランスの違いを統計的に解析することで、現在、がんであるリスクを評価する検査です。

 

ミアテストプレミアム(ミルテル)

ミアテストは、日本初上陸のマイクロRNAによる疾患の早期予測検査です。

病気になると、病気特有のマイクロRNAの量が増減するため、この変動を検査することで、12種類(女性は13種類)の「がん」の疾患リスクを予測する血液検査です。

 

CanTect検査(ジーンサイエンス)

がん細胞から血液中に遊離されるDNARNAなどの遺伝子を解析し、分子、細胞レベルの微細ながん細胞を検出することで、現在がんになりやすい状態であるか、微細ながんが存在するかどうかを調べる血液検査です。

 

マイクロアレイ血液検査(キュービクス)

体内に生じた「がん」に対する生体反応を遺伝子レベルで捉えて、消化器がんの有無を判定する血液検査です。

 

胃がん検査(ヘルスウェーブジャパン)

血液中のペプシノゲン産出量によって胃萎縮の状態を検査し、胃がんの発症リスクを調べる郵送検査キットです。

 

がんリスクチェッカー(リージャー)

腫瘍マーカーのp53抗体(大腸、食道、乳がんが疑われる)と、CEA(消化器系のがんが疑われる)を測定しています。腫瘍マーカー検査を自宅で実施できる郵送検査キットです。

 

ピロリ菌検査(便中抗原検査)(ヘルスウェーブジャパン)

糞便中のヘリコバクター・ピロリ抗原を検出することにより、ピロリ菌そのものの感染の有無を調べる郵送検査キットです。

 

ピロリ菌検査(血液抗体検査)(ヘルスウェーブジャパン)

ピロリ菌に感染した人が持つ抗体の有無を血液(血清)で調べる郵送検査キットです。 

食事の影響を受けず、発見率が高い免疫法での検査です。

 

ピロリ菌(尿中抗体検査)(ヘルスウェーブジャパン)

ピロリ菌に感染した人が持つ抗体の有無を尿で調べる郵送検査キットです。

食事の影響を受けず、発見率が高い免疫法での検査です。

 

ピロリ菌検査(リージャー)

血液(血漿)でピロリ菌抗体を調べる血液抗体検査です。

 

 

※上記内容は、検査販売元、または検査開発元の情報を参考に作成しております。

当サイトの情報は、各検査の精度、有効性等を保証するものではなく、各検査を受けることを推奨しているものでもありません。検査を受けられる方は、当サイトだけでなく、その他の情報も参考にして、検査受診に関する決定をご自身のご判断において行っていただくようお願いいたします。

 

    

 

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