超音波検査・エコー検査

最終更新日3月 5, 2020 @ 3:35 PM


超音波検査(エコー検査)とは

超音波(人の耳には聞こえない音)を皮膚の表面に当て、体内の組織にぶつかってはね返ってきた音を画像化することで、体の内部を観察する検査です。「エコー検査」とも呼ばれています。

 

 

特徴

大きさ・形・血流など、1回の検査で体の中のたくさんの情報が得られます。

また、短時間で診断することができるため、健康診断のスクリーニング(ふるいわけ)検査や、精密検査、緊急時にも超音波検査が用いられています。

放射線を使用するX線検査(レントゲン、CT、MRI、SPECTなど)と比較して、被ばくの危険もないため、安心して受けることができる検査です。

 

 

検査でわかること

超音波検査では、腹部・頚動脈・甲状腺・乳腺・心臓・下肢動脈・下肢静脈などを調べることができます。

【腹部】

主に肝臓、腎臓、すい臓、胆のう、脾臓、膀胱、前立腺、子宮、卵巣、大動脈などを調べます。

胆石や早期肝臓がんの発見に有用な検査です。

その他、各臓器の腫瘍や結石、脂肪肝など様々な疾患を発見することができます。
 

 

【頚動脈】

頸動脈の動脈硬化の状態を調べます。

頸動脈は大動脈からの血液を脳に流す、太い血管です。

太い血管の動脈硬化が進んでいるほど、脳や心臓などのほかの部位の細い血管の動脈硬化も進んでいると考えられているため、全身の動脈硬化の程度や脳血管疾患の評価に用いられます。
 

 

【甲状腺】

甲状腺は、首の前側の喉ぼとけの下のところにあり、ホルモンを分泌し、代謝を正常に保つ役割を持った臓器です。

甲状腺の大きさや形、しこりの有無、良性腫瘤や悪性腫瘤(がん)などがないかを調べます。

甲状腺がん、甲状腺機能亢進症、甲状腺腫、甲状腺炎などについて検査します。
 

 

【乳腺】

乳房にあるしこり(腫瘤)の存在を調べます。

しこりの大きさ、形状、内部構造などを調べるため、乳がんをはじめ、乳腺症や良性腫瘍などの病気の診断に有用な検査です。

マンモグラフィと比べて、ごく小さい石灰化をとらえることは困難ですが、X線被ばくの心配がなく、乳房の圧迫を必要としないため痛みがないことが特徴です。
 

 

【心臓】

心臓の大きさ・形・心臓の壁の厚さ・動き方、血液の流れる速度・方向を観察します。

心筋梗塞や心臓肥大、弁膜症や先天性疾患の有無、心不全の程度などが分かるだけでなく、治療法の選択や治療効果の評価にも有用な検査です。
 

 

【下肢】

足の血管に異常がないかを調べます。

足の血管の動脈硬化の程度、血管が細くなっていないか、血液の流れが悪くなっていないか、血栓がないかを観察します。

 

  • 下肢動脈

足の動脈硬化の程度や、血管の狭窄(血管が狭くなる)・閉塞(血管が詰まる)、動脈瘤、血栓などがないかを観察します。

具体的には、動脈硬化によって動脈が詰まり、歩行時の足の痛みやしびれの原因となる「閉塞性動脈硬化症」 の有無を調べることができます。

 

  • 下肢静脈

瘤(こぶ)や瘤内血栓、静脈瘤の有無や原因が分かります。

具体的には、足の血管がふくれて瘤(こぶ)のようになる 「下肢静脈瘤」、下肢の静脈に血のかたまり(血栓)ができる「深部静脈血栓症」を調べることができます。

 

 

   

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