気象×医療でぜんそくリスクを予測

ぜん息とは

ぜん息は、気道(気管から肺への空気の通り道)が発作的に狭くなり、ゼーゼーする、咳が出る、呼吸が苦しくなる、などの症状をきたす病気です。
 
発症原因は、家の中のアレルゲン(ダニ・ハウスダストなど)、清潔すぎる環境での生活、化学物質の増加や大気汚染、過労やストレス、気象の変化などがあげられます。
 
夏や冬よりも、春や秋といった季節の変わり目や、一日の中で気温差が激しい場合に発作が出やすい傾向にあります。特に、寒さや雨、曇りや湿度が重要な発作要因であると言われています。
 
このように、ぜん息は天気や気圧、気温の変化に影響を受けやすいため、これらの変化に関する情報を事前に取得し、対策を取ることが重要です。

 

小児ぜん息患者とその家族のために

年々増加するぜん息患者には10歳未満の子どもが多く、その他の年代に比べて最大で4倍以上の差があります。
ぜん息に悩んでいる本人とその家族にとって、事前対策や不安軽減のための有益な情報が必要とされています。
 
そのような状況の中、10歳未満の子どもを対象として、気象ビッグデータと医療ビッグデータを組み合わせて気象の変化に伴うぜんそくリスク度を予測するアプリがあります。

 

気象✖️疾患

日本気象協会がもつ「気象ビッグデータ」と、株式会社 JMDCがもつ「医療ビッグデータ」を活用した統計解析の結果から、 疾患の発症・重症化リスク情報と関連情報を提供するサービスの第一弾として、『ぜんそくリスク予報』というアプリが誕生しました。
 
日本気象協会とJMSCが取り組んでいる、気象と疾患の関係の解析における研究成果のひとつです。
 
ぜんそくリスク予報では、ぜん息患者の受診状況と気象条件から、統計手法を用いて、患者数を予測するモデルを構築しました。
 
この予測モデルを使用して、気象条件から算出されるぜんそくのリスク量を、『油断禁物、注意、警戒、厳重警戒、危険の5段階で評価します。
また、天気予報を活用して10日先までのリスク度を表出します。
 
10歳未満の子どもを対象としているため、それ以外の方では精度が下がる可能性があります。

 

機能紹介

アプリのメイン画面では、以下のような情報が表示されています。
 
今日/明日
 ・0時、6時、12時、18時の時点での天気、湿度、気温
 ・1日単位でのぜんそく予報
 ・キャラクターによる簡単なコメント
 
週間(2日〜10日先まで)
 ・天気、最低・最高気温、ぜんそく予報

過去(2日前まで)
 ・0時、6時、12時、18時の時点での天気、湿度、気温
 
その他の機能として、体調、元気チェック、病院、お薬、メモの記録および過去の記録の閲覧ができます。
(元気チェックとは、自分の体調を言葉で表現できない子どものために、音声によって元気をチェックする機能です。)
これらは、チャット風のインターフェースでキャラクターと会話しながら記録を行います。
  
 
ぜん息発症に備えるだけでなく、ぜんそくの日常管理ができるアプリです。

 

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